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糸の太さを表す単位「番手」とは?

2024.02.09 | Other
糸の太さを表す単位「番手」とは?
目次

衣類やタオルなどの日用品の糸を使った商品でたまに目にする「番手」という文字。

「20番手」「40番手」「100番手」など、番手の前につく数字も様々。そもそも番手って何?と思いながらお買い物をしていませんか。

この記事では、糸の太さを表す「番手」についてご説明します。

 

糸の太さを表す「番手」とは?

綿番手は、重さ1ポンド(453.6g)あたりの長さが840ヤード(768m)の長さの糸が「1番手(いちばんて)」と定められています。重さが1ポンド当たりの長さで番手が決まり、例えば、1ポンドの重さで1680ヤードの長さとなるものを2番手(にばんて)と言います。 つまり、2番手の糸は、1番手の糸よりも軽い(細い)糸ということになります。このように、一定の重さに対して、どれだけの長さになるのかで糸の太さを表す方式のことを「恒重式番手」と言い、数字が大きくなるほど糸は細く、数字が小さいと太い糸ということになります。

一般的なタオルのパイルは20番手で織られている事が多いと言われており、タオルの糸は、1ポンド(453g)当たり16,800ヤード(15,360m)の太さの糸になります。

 

タオルにはどんな糸が使われている?

タオルは「緯糸(よこいと)」「地経糸(たていと)」「パイル経糸(たていと)」の3つの糸からできています。

 

 

  • 「緯糸(よこいと)」

    タオルを縦長に置いた時、横方向に通っている糸のことを言います。
  • 「地経糸(じたていと)」

    タオルを縦長に置いた時、縦方向に通っている糸のことを「地縦糸(たていと)」と言います。生地の長さは、この地経糸の長さで決まります。
  • 「パイル経糸(たていと)」

    風合いや柔らかさを感じる最も重要なパイル(生地の表面に並んでいる丸いループ状の毛足の糸のこと)の糸です。
    パイル以外の一般的な生地は、経糸と緯糸の二つの糸で構成されていますが、パイル生地はそれにこのパイル経糸を織り込んで作られています。

 

合わせて読みたい:タオルの肌ざわりを左右する「パイル」って何のこと?

 

Wellisのタオルは「40番手」の細い糸を採用。パイルの数へのこだわりも

 

Wellisタオルのパイル経糸には40番手の繊細で細い糸を採用しています。一般的なタオルのパイルは20番手の糸で織られていることが多いですが、Wellisはその半分の糸の細さで織られています。

また、Wellisはパイル部分だけでなく、緯糸と地経糸で形成されているグランド部分にも40番手の糸を採用しています。(ヘム・耳を除く)

それは、肌に直接触れるパイルの打ち込み数を増やし、吸水性を高めることと肌への優しさを考えたからです。また、15mmというロングパイルにもこだわり、その結果Wellisのタオルはパイルの割合が全体の74%を占めています。

 Wellisのタオルは40番手の繊細な糸をパイル、グランドどちらにも採用することで、パイルの数が多く、通常のタオルよりも綿の使用量が多いにも関わらず、軽やかで肌ざわりも良く、吸水性の高いタオルを実現しました。

糸の素材そのものに何を採用するかも重要ですが、その糸の細さがタオルのボリュームや風合いにも関わるので、どの番手の糸を採用するかもとても重要なのです。

 

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