いつの間にかお気に入りの色のタオル、好きな柄のタオルなどが変色していて、驚いた経験はないでしょうか。
「しっかり洗濯しているのになぜ?」と、タオルの変色についてのお悩みをよく耳にします。この記事では、タオルが変色する原因や対処法について詳しくご紹介します。
タオルがオレンジ色になるのはなぜ?

主な原因は塩素系洗剤による脱色
タオルがオレンジ色になる最もおおい原因は、塩素系洗剤による脱色です。
塩素系漂白剤は漂白力が非常に強いため、染料を分解してしまいます。白以外の色物に使用すると、全体的または部分的に脱色が起こります。
特にグレーやベージュのタオルは、赤・青・黄の3色の染料を混ぜて染めていることが多く、塩素によって青色の染料が分解されて失われると、赤と黄色だけが残ります。その結果、オレンジ色に変色してしまうのです。
綿を染める染料の中でも、青色は最も塩素に弱い性質があるため、オレンジ色や薄い黄色への変色が起こりやすくなっています。
漂白剤を使っていないのに変色する理由
「衣類用の漂白剤は使用していないのに変色してしまった」というお声もよくいただきます。
実は、衣類用の漂白剤を直接使用していない場合でも、以下のようなケースで変色が起こることがあります。
洗濯槽用洗剤の残留
洗濯槽を洗浄した後にタオルを洗濯した場合、洗濯槽用洗剤は塩素系のものが多く、槽内にわずかに残っていた塩素が洗濯したタオルに付着し、一部が脱色してしまうことがあります。
ニキビ治療薬の影響
皮膚科で処方されるニキビ治療薬の一部には、脱色作用のある成分が含まれていることがあります。薬を塗った手でタオルに触れると、変色の原因になります。
キッチン用洗剤やカビ取り剤
キッチン用の漂白剤やカビ取り剤を素手で扱い、その手を洗った後にタオルで拭いた場合も、手に残った成分によってタオルが変色することがあります。
解決方法と予防のための注意点
変色したタオルは元に戻せない
残念ながら、オレンジ色に変色したタオルを元の色に戻すことはできません。この変色は染料の一部が失われたことによるものなので、復元は不可能です。
変色してしまったタオルは、買い替えのタイミングとお考えください。
変色を防ぐための予防策
大切なタオルを長く愛用するために、以下の点に注意しましょう。
色物タオルには酸素系漂白剤を使用する
塩素系洗剤ではなく、色柄物にも使える酸素系漂白剤を選ぶ
洗濯槽洗浄後は十分にすすぐ
洗濯槽を洗浄した後は、何度か空の状態ですすぎ運転を行い、洗剤を完全に洗い流してから通常の洗濯を行う。
塩素系製品を扱った後は手をよく洗う
キッチン用漂白剤やカビ取り剤を使用した後は、石鹸でしっかりと手を洗い、完全に成分を落としてからタオルを使用する
薬の使用後は注意する
脱色作用のある薬を使用している場合は、古いタオルを使用するなど、お気に入りのタオルへの接触を避ける
タオルの変色は、ちょっとした注意で防ぐことができます。
日々のお手入れに少し気をを配ることで、お気に入りのタオルを長く美しい状態で楽しんでいただけます。
